10月の施設での活動報告

10月も2名のセラピストで活動、常陸太田市の放課後等デイサービスで37名(内、多機能型通所支援施設12名)、多機能型生活支援センター27名の方をトリートメントさせていただきました。
寒暖の差や大きな台風の影響など気象の変化が激しいかったことの影響か、筋緊張が強くなっていた利用者様、てんかん発作の頻度が多かった利用者様がいらっしゃったので、職員の見守りのもと慎重に行いました。
鼻水や涎が多く怠そうにしていた利用者様もいらっしゃっいましたが、トリートメント後はスッキリしていたご様子で、翌週の施術でお会いした時には元気になっておられました。
また、利用者様ご本人から、歯茎から出血していた症状が改善されたとのことで、主治医から「むくみが取れたことで改善した。」と言われたとのお話しがありました。
トリートメントとの関連は不明ですが、毎回施術後はむくみが軽減していましたので、むくみによる様々な影響の軽減サポートに繋がっていく可能性も考慮し、
今後も利用者様に寄り添って体調の変化に気づけるように、丁寧に観察してトリートメントしていきたいと思いました。
撮影技術が低くて分かりづらいのですが、
靴下跡などが消えています。
トリートメン前↑と後↓
トリートメンはリラックスした体勢で③

トリートメントを行う際の、出来る限りリラックスした体勢で受けていただく工夫を紹介しています。
以前に紹介した例はこちらをご覧ください。
トリートメンはリラックスした体勢で①
トリートメンはリラックスした体勢で②
今回は車椅子の例を紹介いたします。
この利用者様は普段から脚を組んでいて、特に下側の脚の血行がわるく冷たくなりがちです。クッションを入れると強く組んでいた脚が無理なく解けて力みが取れます。
また上体が前屈みになりがちで全身の循環に影響があることも考えられます。リクライニングできる車椅子をご利用なので、安全性を考えながらご本人が楽そうな状態まで倒して行っています。
ベッドや車椅子など、どのような状態で行うにしても、利用者様が緊張しているところがないかを丁寧に観察して体勢を整えていきます。
ここで例にあげさせていただいたものがベストということではなく、その利用者様の落ち着く姿勢があると思います。同じ利用者様でも日によって違う場合もあります。
不自然そうに見える体勢でも、骨格の状態などでそのようになっていることもあるので、決して無理に動かそうとしないことが重要です。
職員の方やご家族のご意見などを傾聴し、利用者様の状態を丁寧に観察をすることが大切です。
*許可を得て撮影しています。
前後
トリートメントはリラックスした体勢で②

私が施設でトリートメントさせていただく際には、その方の身体の状態に合わせて出来る限りリラックスした体勢で受けて頂こうと、クッションやタオルなどをあてて安定した状態を作り工夫しています。
前回の①とは別の利用者様(中学生)の例を写真でご紹介します。膝の下だけでなく、股関節付近もタオルを入れて安定させています。
*許可を得て撮影しています。
(前)(後)トリートメントはリラックスした体勢で①

トリートメントを行うと時には、出来る限りリラックスした体勢で受けていただけることが大切ですね。
特に脳性麻痺や身体的な障がいがある方は、身体が思うように動かせない場合が多く、リラックスした体勢をとることが難しいと思います。
その方の身体の状態に合わせてクッションやタオルをあてるなどして、少しでも安定した状態で受けていただけるように工夫しています。
体勢を整えた段階で身体の緊張が抜け、その上でトリートメントを受けていただくと、より効果的だと感じています。
脳性麻痺がある利用者様(小学生)の例です。膝の下に大きめのクッションを入れて安定させています。
*許可を得て撮影しています。
(前)(後)障がいがある方がご利用しやすいリラクゼーションスペースをオープンしました

かねてより準備してきました
リラクゼーションスペースをオープンしました!
限られた時間になりますが、
障害支援区分等に該当する方が
ご利用しやすい環境を整えております。
(自宅サロンや施設でのトリートメント活動も
引き続きおこなっていきます。)
実現するにあたり、
たくさんの方々からの多大なご協力、
ご意見やご提案等を頂き、感謝の言葉もございません。
ここまでの経緯やこれからの活動は、追々お知らせできたらと思います。